海外で過ごすということ

このブログを始めてから早くも1年たつみたいです。

 

1ヶ月の短期留学を通して、僕は間違いなく成長を実感して帰ってくることができました。

このブログを読んで海外に出ることに興味を持っていただいているのなら、その良さを伝えたい!というのが今回の記事のメインです。

 

海外に出る、といっても色々な目的があるでしょう。

観光、留学、出張、あとなんだ…※自分探しは観光に含みます

 

例えば、「○○を見たい!」というメインの目的があったとして、それだけで帰ってくる人は多分そんなにいませんよね?

そこそこのお金を出しているわけでしょうから、あっちこっち見て回って…ってするはずです。

そのなかで、スケジュールの兼ね合いとか面倒な調整を考えてしまってやっぱりやめようかな…となったり、

あるいは会話力に自信がないから現地の人に聞けないな、とか、最悪のケース行くこと自体やめようかな…というネガティブな状況になってしまう人もいると思います。

 

 

その時に、僕は声を大にして

 

「恥ずかしがるな!図々しいぐらいチャレンジしていけ!!」

 

と言いたいです。

 

海外に行った経験は3回しかないですが、どこに行っても僕はさんざん恥をかいてきました。

 

ケチャップとマヨネーズの発音が聞き取れなくて5回ぐらい聞き返したり、

一緒に写真を撮ってくれっておばちゃんに頼んだら僕の写真だけ撮って行ってしまったり、

道を聞こうと思ったけどそもそも寮の名前がわからずsorry を連発して逃げたり…。

 

 

けれど、失敗を恐れないメンタリティーのおかげで良い思いもしました。

 

駅員との会話で安くて時間もぴったりな電車のチケットをゲットしたり、

ダメもとで頼んでかわいい女の子たちと写真を撮れたり、

オススメの観光スポットを聞いて訪れることができました。

 

こういう経験は、チャレンジしなかったらできなかったものです。

妥協して、そこそこの思い出だったことでしょう。

 

めちゃくちゃ緊張して、それでも勇気を振り絞って1歩踏み出したからこそ達成感が得られたのだと思います。

 

考えてもみてください。

知らない外国人がつたない日本語で一生懸命道を聞いてきた時、「うっとうしいなぁ」って邪険に扱いますか?

 

それは中にはそういう排他的な人も世の中にはいるのでしょうが、大多数の人は温かく見守り、受け入れるのではないでしょうか?

 

それと同じことです。

 

外国人は、その土地においては必然的に弱い立場になります。

けれど旅行者であれば逆に、「旅の恥はかき捨て」の精神で図々しくいくチャンスでもあります。

 

せっかく外国っていう非日常空間にいるわけですから、

日本にいる時の自分とは全く変えていくのも面白いと思います。

 

留学を検討されている方、海外旅行の予定がある方、

 

心配事はあるかもしれませんが、まずは行ってみないと始まりません。

 

1人でも多くの人が素晴らしい体験をできますように… 

 

これからグラスゴーに行かれる方に向けて

このブログの最終更新はずいぶん前だったのですが、いつの間にかずいぶんアクセス数が伸びていて、嬉しい限りです。ありがとうございます。m(_ _)m

 

さて、それなら、ということで今後留学や旅行でグラスゴー、またはイギリス方面へ行かれる方にも有用と思われる情報を提供したいと思って今回の記事を書き始めました。

 

まず気候ですが、気温は今だと日本より少し寒いぐらい。夏に行った時には日本の秋のような服装をしていました。

ただ、グラスゴー含めイギリスはよく雨が降るので、気温よりも寒く感じられることがあるかもしれません。

 

治安も非常にいいと思います。もちろん地域差はあるのでしょうが、僕は1ヶ月の間一度も怖い目に遭いませんでした。街の人やお店の店員さんも優しく、英語力に不安があってもコミュニケーションをとることができます。

英語、という面で行けばやや方言?的な要素が含まれていて、早口だったりして聞き取りにくいこともあるかもしれません。あいまいに反応せず、しっかり確認することを心がけた方がいいと思います。そうしないと僕のように、不要なレジ袋にお金を払うことになってしまいます。笑

 

食事に関しては個人によって好みが分かれると思います。

一緒に留学に行った10人のうち6人は高評価、4人は低評価でした。

僕の感想としては、世間の評判ほどひどくは全くない、という感じでした。

名物のハギスやパイはとてもおいしかったですし、本場のウイスキーやビールも存分に楽しめます。

 

観光やショッピングについては様々なガイドブックが出ているのでそれほど語れることはありませんが…

グラスゴーは街並み自体がとても綺麗で、歩いているだけでも十分楽しめると思います。その中で気になったお店やレストランに入る、という楽しみ方もアリだと思います。

観光スポットもかなり近距離にまとまっているので、数日あれば一通り見られると思います。そのあとはエディンバラまで足を伸ばしたり、ロンドンまでチャレンジするのもいいと思います。エディンバラは日帰りで十分楽しめますが、ロンドンは少なくとも2日ぐらいは日程を取りたいところです。

交通に関してはバス、地下鉄、電車とありますのでかなり便利です。バスが少し難しかったですが、電車に関しては日本と変わらないレベルで活用できます。

インターネットや自動券売機で乗車券を入手することもできますが、ここは駅員さんとの会話に挑戦するのも良いかと。英語の練習にもなりますし、よりお得なプランを提案してくれることがあります。

お金に関してはポンドで統一されていますが、スコットランド独自のデザインのものはロンドンやイングランド域内では使えないことがあったり、日本での両替もできないようです。持ち帰りたくなければ使い切ってしまった方が良いです。

自動券売機を含む多くの場所でクレジットカードが使えますので、最低1枚は必須です。ただ、小さな個人経営の店だと使えないこともあるので、現金も準備しておきましょう。

1ヶ月の滞在で食費・交通費・買い物などすべて合わせて15万円ほど使いました。旅行の場合はここにホテル代が加わるという形ですね。

 

ずいぶん長くなってしまいました…。この記事が次にグラスゴーを訪れる方の助けになることを願っています。

 

もっと個人的なブログの方も続けていますので、良かったらそちらもご覧ください!

 

koba2580hitotsu.hatenablog.com

早いもので

留学を終えて帰国してから2ヶ月が経とうとしています。

あんなに暑く感じた日本も、気が付けば秋、というかなんなら冬の気配も。

しかもこの一週間はほとんど雨続きで、なんだかグラスゴーを懐かしく思うような天気でした。今日のような大雨は台風のある日本ならではですが。

 

留学中は正直、「早く帰りたいなぁ」という思いを抱えながら3週間ぐらい過ごしていて、帰国した時は心底安心したもんです。同時に、もうしばらく海外とか行きたくないし、ましてやグラスゴーなんて一生のうちもう二度と来ないんだろうなと思ってました。

でも最近になって、やっぱグラスゴーに留学して良かったな、何ならもう一回行ってもいいな、と思うようになってきました。逆ホームシック的な。

古き良き石造りの街並み、気さくなGlaswegian(グラスゴーの人々をこう呼ぶ)、雑な交通ルール、ちょっと狭めの地下鉄、基本的に曇りか雨の空模様、などなど…。

とにかく日本にないものがすべて懐かしく、恋しいです。

もういいやっていうのは料理ぐらいでしょうか。笑

 

けれど、こういう思いができるのって実際に留学を経験した人ならではだと思うのです。その点で僕はとても幸せだということを実感しています。

もっとも、たぶんこうやって思っているうちが思い出補正がかかって一番よくて、実際にもう一回訪れてしまったらやっぱ帰りたいってなるんでしょうけどね。笑

 

これからも国内外問わずいろんなところに行って、いろいろ経験して自分なりの「いい人生」を作っていきたいものです。

飛行機の話

さて、1ヶ月の留学も無事に終わり、何事もなく帰国することができました。

 

飛行機や移動の話をしていなかったので、備忘録の意味も込めて書いておこうと思います。

日本からグラスゴー空港への直行便はないようで、僕の場合にはアムステルダム空港にて乗り継ぎを行いました。

アムステルダム空港までが11時間ほど、そこからグラスゴー空港までが1時間半ほどでした。非常に長時間のフライトとなります。

機内の暇つぶしは映画や音楽鑑賞、読書、また睡眠確保など様々だと思いますが、いずれにせよ十分に用意しておかないと暇で仕方ありません。

さらに、乗り継ぎ待ちも長くかかることが多いので、そこの準備も必要になります。行きの乗り継ぎ待ちで5時間待たされた時は本当に困りました。

 

機内食アムステルダム-東京間で2食出ました。(オランダ・KLM航空) 現地時間に合わせて出される配慮があったようです。量・質ともに満足できるものでした。軽食や飲み物のサービスも定期的にあってよかった半面、通路側の席だと頻繁に起こされるように感じます。

 

時差の話なのですが、日本-8時間でオランダ、-9時間でイギリスです。サマータイム時はそれぞれ-7、-8時間になります。

時差ボケ対策はいろいろなものが提唱されていますが、機内でしっかり睡眠をとる、というのが1番有効であると思います。出発の数日前から移動先の時間に合わせて過ごす、というのが良いと聞きますが、特に留学生には難しいかと。細切れにでも睡眠をとり、体と頭を休めるというのがよさそうです。

 

出入国の手続きに関しては、目的をしっかり答えられるように、というのが最重要であると思います。sightseeing なのか、short-term student なのか、滞在期間はどのくらいか、などなど。サポートレターがある場合はそれを見せると察してくれます。

 

生活全般についても言えることではあるのですが、会話をしようとすると誤解が生じることがあります。そのため、「自分の主張をはっきり伝える」ことを最優先にするべきです。コミュニケーションとしては不十分かもしれませんが、用件をスムーズに済ませることの方がより重要です。

まぁ、言ってみたら案外スムーズに伝わることも多いですし、とにかく自分の主張を曲げないことが大事だというのが留学全体を通しての感想でした。

まとめの話

こうして、1カ月に渡る留学生活は幕を閉じようとしています。

振り返ってみれば実にいろいろな体験をする機会に恵まれました。

 グラスゴーではほとんどの名所・観光スポットは訪れましたし、エディンバラやロンドンといった他の都市にも足を運ぶことができました。行く先々で色々なものを見、聴き、食べ、体験し、実に充実した時間でした。人々も親切で、拙い英語であっても理解してくれようとする姿勢がとても嬉しかったです。

 

一番成長したと思うのは、間違えることを恐れずに行動できるようになったことかと思います。わからなければとりあえず聞いてみるし、その際に英語の文法なんかが多少崩れていても気にしない。これぐらいのメンタルで堂々としていたほうが結果的に英語を多く使うことにもなり、成長できるように思います。

 

また、海外に出てみることで日本の良さ、日本人であるということについて考える機会にもなりました。常識というものがいかに狭い範囲での常識であったか、と感じました。大きく異なる部分もあるので、それを受け入れて柔軟に対応していくことが大事です。客観的な視点を獲得できたことが収穫とも言えます。

 

今回の留学は英語力という面、またコミュニケーション力、生きる力といったもっと根本的な面について成長する機会になりました。「1カ月ぐらいでは語学力は成長しない」という意見もあるかとは思いますが、それは努力次第、挑戦次第ではないでしょうか。少なくとも僕自身はリスニング力、話す力共に向上したという手ごたえを得ています。これを維持していけるかどうかは今後の努力次第ですが、引き続きしっかり学んでいく予定です。昨年の10月に受験したTOEICが800点でしたので、850点、900点といった目標を掲げて精進していく予定です。

 

今回の留学は大きく成長につながる経験でした。様々な出会い、体験を経て帰国できることをうれしく思います。

最終プレゼンの話

今日をもって全プログラムが終了しました!

1ヶ月という期間は長いように感じましたが、終わってみると短かったというか、あっという間でした。

最終課題はグラスゴーに来て驚いたことやカルチャーショック的な要素についてグループで調べて15分程度のプレゼンを作成すること。

ここ2週間ぐらいはこの課題が授業の軸の1つになっていました。

英語でのプレゼンの仕方や構成について学んだり、役に立つ語彙を学んだり、調査の方法について議論したりと非常に有意義な授業でした。

 

今回の課題で指定されたのが「Primary Research」つまり、自力で情報を収集すること、でした。本やインターネットに頼ることなく、アンケートの実施や定点観測といった方法を駆使して新しい情報を獲得することが必要とされました。

僕たちの班は日本とグラスゴーの建物の違いに焦点を当て、人々の意見や好みについて調査することにしました。

アンケートを作って、現地の人や大学生に回答してもらいます。この時にはChat Club が非常に重要でした。快く回答してくれるし、様々な意見を提供してくれます。会話の話題としても広がっていくのでとても貴重な場でした。

結果を一部公開しておくと、近代的な都市出身の人は近代的な都市を、伝統的な都市出身の人は伝統的な都市を好む傾向にあるということが判明しました。全体としては、住むなら近代的な都市だが伝統的な都市は観光資源としての価値も持つので保存すべき、という意見が多かったです。

 

英語のプレゼン自体は昨年度にも行った経験がありますが、アンケートを実施するといった経験は初めてで、とても貴重な体験でした。今回の留学の集大成として良いプレゼンができたと満足しています。

これで大学のプログラムとしては終了です。あとは明日の朝出発し、アムステルダムを経由して日曜日の朝に帰国できる予定です。

コミュニケーションの話

最近の投稿がただの日記と化していたことに気づいたので、軌道修正します。

グラスゴーの人々は、ややなまった英語を話すと一般に言われているかと思います。

日本でいう所の方言みたいなものが英語にもあるんですね。

 

事前情報としては口をあまり開かず、早口にしゃべる人が多いという話を聞いていました。

実際の所、そういった話はおおむね本当です。ロンドンに行った際、グラスゴーの人と比べて発音がとてもはっきりしていて聞き取りやすく、驚きました。

最初にスーパーマーケットで買い物をした際には店員が何を言っているのか全く理解できず、ビニール袋が必要か否かを聞かれていると理解するのにさえ苦労しました。もっとも、今ではそうした習慣を知ってスムーズにやり取りできるようになりました。

ちなみに、ビニール袋は無料みたいな感じで案内してくるように感じますがきっちり料金は加算されていますのでお気を付けください。買い物袋を持参すべし。

 

一つ一つの発音が明瞭に分かれているわけではないので、1つの単語がどこまでなのか、というのを捉えるのに苦労しますが店員との会話なんてバリエーションはたかが知れてますので何度かやっているうちにできるようになります。

何度も経験した例としては料理にケチャップやマヨネーズをつけるか否か、という質問です。日本ではなかなか聞かれないものですし、「ケチャップ」「マヨネーズ」の発音があまりにも違いすぎて全然わかりません。ハンバーガーショップ等では聞かれることを想定しておいたほうがいいと思います。

 

話すほうですが、日本人の発音でもだいたい聞き取ってくれます。たどたどしかったり、文法がめちゃくちゃだったりしようとも何とか察してくれます。日本に来た外国人の相手をするのと同じ要領ですよね。特に心配いりません。ただ、パブに行った時に「beer」(ビール)と「bill」(領収書)は間違えられました。RとLの区別は非常に難しいです。意識して区別するか、別の表現をするか、という対策が必要です。

 

ただ、基本的には優しいです。硬貨の区別なんかも時間がかかるのですが、店員も並んでいる人も気長に待ってくれますし、「留学生?日本人?」といったちょっとした声かけをしてくれる人もいます。こちらがわからなそうな顔をしていればわかりやすく言い換えてくれます。なので、まずは声をかけたり、自分のほうから積極的に声かけをしてみるのが良いです。英語の練習にもなりますし。優しく相手をしてくれるはずです。そんな経験が積み重なって、自分の英語は通用する、という自信が持てるのだと思います。