授業の話(2)

通常の授業は以前書いた通り、少人数での英語の勉強が軸になるのですが、我々のカリキュラムにはそれとは別に週に1時間、Guest Lecture という講義を聴講できる時間が設けられています。日本での多くの大学の授業と同様、大きな教室で、ゲストスピーカーがマイクで話し、学生が聞く、という王道スタイル。

しかし、大教室といえども発言を求めてきますし、そういった点では日本のほとんどの授業よりはるかに緊張感があると感じます。もっとも、聞き取るための集中力が違いすぎてそう感じているのかもしれませんが。

 

目的としては学術的な見識を深めるということはもちろん、プレゼンテーションの仕方を見て学ぶこと、英語のリスニング力の向上、とかが含まれているとのこと。ノートを体系的にとる力とかも必要とされます。日本と同じ要領でメモを取っていたら到底聞き取れないので、重点だけをピンポイントで抑えることが必要になってきます。

これがめちゃめちゃ難しい。メモってる間にもどんどん進んで、「あぁ、聞き取れなかったけど今のところ大事だったんだろうなぁ(声のトーンとか抑揚から察するに)」ということが頻発します。これまでの2回はそんなことだらけでした。

ただ、ものすごくためになります。僕自身が社会学部ということで、アイデンティティーやジェンダーという論点はドンピシャです。これを英語と共に学べる幸せ。

理解度はネイティブや他国の留学生に比べて劣るかもしれませんが、そこのところは今持っている知識、今後の学習でカバーしていければ良いかなと。

あとは、他の留学生の姿勢にも学ばされます。ガツガツ質問し、時にはゲストスピーカーを論破する勢いで主張します。正直、最初は引きました。自分に置き換えた時に、母国語ですらあれだけの議論ができるかどうか怪しい(たぶんできない)です。後で聞いたら聴講生の中には日本でいうところの大学院生もいたみたいですが、いずれにせよあの熱意は尊敬に値します。

 

さぁ、僕も負けずに学んでいかなければなりません。良い刺激を受けられて幸せです!

では、この辺で!