授業の話(3)

今回は僕が参加しているカリキュラムの中に含まれている、チュートリアルの話をします。

普段の授業とは別に週に1時間、担当教員と1対1で15分程度面談する時間が設けられています。チュートリアルがある日は授業自体は2コマで終わりで、あとは面談になります。

面談では、授業の内容や進度が適切であるかどうかや個人的な目標の達成具合、また教室の外でも様々な体験ができているかについて質問されます。困っていることについて質問すれば有益なアドバイスももらえますし、おすすめの観光スポットなどを聞いても結構良い提案がもらえます。

普段の授業と違って1対1なので、自然としゃべる回数が多くなります。英語でのコミュニケーションが最も磨かれるようにも感じます。教員側でもこちらの拙い表現を何とか汲み取って理解してくれるので、いろいろ話そうという気にさせてくれます。

今回のチュートリアルでは、これまでの2週間について印象深かったことについて説明するように求められました。ロンドンやエディンバラに行った話をしたのですが、自分の言いたかったことが自然と英語で表現できるようになっているように感じました。日本にいた時からは明確に成長していると思います。

自分の英語はどうなのか、と質問してみると、最初のころより良くなっている、たまに発音が怪しいところもあるが内容は良いので自信をもって発言してこい、とのこと。声が小さいのは何となく自覚はしていましたが、それ以上にかなり高い評価をしてもらえたのが本当に良かったです。安心しました。そしてそれ以上に、成長しているという所を見ていてくれたことを嬉しく思いました。

 

このチュートリアルという時間、1週間の中で最も英語力と自信が獲得できる時間かもしれません。教員相手とはいえ、これだけスムーズにコミュニケーションが取れるのはすごく楽しいものです。このシステムがうちの大学特有のものなのかはわかりませんが、ぜひより多くの大学で実施されてほしいな、と思います。